2001-03-23 ArtNo.25547
◆有害化学物質19品目をライセンス・リストから除外検討
【ニューデリー】インド政府は危険な化学物質19品目を工業ライセンス・リストから除外する可能性を検討している。
エコノミック・タイムズが3月21日消息筋の言として報じたところによれば、ライセンス・リストからの除外が検討されている化学品には 塩素、苛性ソーダ、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエン、O-キシレン、M-キシレン、P-キシレン、混合キシレン、エチレン・グリコール、ポリエチレンが含まれる。工業省と商務省は上記の化学品をライセンス・リストから抹消するよう提案、近く閣僚委員会に承認を求める。業界筋によると、ライセンス・リストから除かれても、既存のプレーヤーが過剰設備を抱えていることから、新たな設備能力が追加されることはなく、新プレーヤーが同ビジネスに参入する可能性も少ない。
しかし青酸及びその派生品、ホスゲン及びその派生品、イソシアン酸塩及びジイソシアン酸塩はライセンス取り消しの対象に含まれていない。
これらの化学品の主要な生産者としてはIndia Glycol、Gujarat Alkali and Chemicals、Siel Ltd、Indian Petrochemicals Corporation Ltd (IPCL)、DCM Shriram Consolidated、Century Textilesが挙げられる。
これ以前にはマドヤプラデシュ州Bhopalにおけるガス事故後、エチレン、parazylene等、3種類の化学品がライセンス・リストから除かれた。
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