2001-03-20 ArtNo.25523
◆バイオテック市場、今年末にはUS$25億マーク:Assocham
【ニューデリー】インドのバイオテクノロジー市場は3年間に150%の成長を遂げ、1998年の10億米ドルから2001年末までに25億米ドルに達する見通しだ。
エコノミック・タイムズが3月18日、インド商工会議所協会(ASSOCHAM)が3月19-20日に催すバイオテクノロジー会議に提出するため準備した報告書を引用し報じたところによると、人の健康に関わる生物工学(human health biotech)がバイオテック総売上の60%を占め、農業生物工学と獣医学生物工学が合わせて同15%を占める。
ヒト・ゲノムを含む様々なゲノムの研究が進む中で個別の患者を対象にしたテーラーメードの薬品やインスタント診断、強化絹繊維等、様々な新たな成長領域が生じることから、成長は一層加速される見通しだ。また国内人口に占める病人の多さからもインドにおける潜在需要は大きく、この点からもバイオテクノロジーの急成長が見込まれる。例えば人の健康に関わる生物工学製品だけでも、その市場規模は今会計年度末までに15億米ドルに達する見通しと言う。
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