SEAnews 2001-03-15 ArtNo.25472

【ニューデリー】インド系米国企業Petro Dyneは、アンドラプラデシュ州Kakinadaで進める年間処理能力480万トンの製油所プロジェクト“Petro Energy Products”への出資協力を得るため外国大手石油会社2社と大詰めの交渉を行っている。
エコノミック・タイムズが3月14日消息筋の言として報じたところによれば、英国とマレーシアの企業にPetro Energy Productsの各26％のシェアがオファーされている。Petro Energy Productsには、目下のところ海外在住インド人Shankar V Ramani氏に率いられる米国テキサス州拠点のPetro Dyneと英国企業Tourraine Holdingsが合計86％、他の海外在住インド人投資家が9％、国内投資家が5％、それぞれ出資している。出資協力交渉が妥結後も、Petro Dyneの出資率は40％以上に維持される。石油探査を主に手掛けるPetro Dyneにとって精製事業進出は初めてのこと。
100％輸出志向ユニットのステータスを認められた同プロジェクトの総見積もりコストは5億7000万米ドルで、借入／自己資本比率は2：1、即ち自己資本1億9000万米ドル、借入3億8000万米ドル。目下交渉中の英国企業には借り入れ分全額の引き受けが期待されている。英国企業は既に原則的に融資を引き受けており、目下具体的条件の詰めが進められている。