【コルカタ】インド中央政府は主要港信託法(Major Port Trust Act)に修正を加え、全国港湾の法人化を加速する方針だ。
ヒンドゥ・ビジネス・ラインが3月11日伝えたところによれば、インド洋研究協会( Society For Indian Ocean Studies)コルカタ支部主催の“インド/バングラデシュ/ミャンマー/ネパールの商業・経済的連携”と題するセミナーに出席後、記者会見した海運省のM.P. Pinto次官は、以上の政府方針を明らかにした。
それによると、今年だけでもJawaharlal Nehru港、Mormugao港、Tuticorin港、New Mangalore港、Haldia港等、少なからぬ港湾の法人化が予定されている。どの港湾を先に法人化するかは、まだ決まっていないが、Calcutta Port Trust (CPT)の完全出資子会社、ハルディア港の法人化が優先され、CPTの持ち分が戦略パートナーにオファーされることになる見通しだ。
中央政府は、ハルディア港からの収入に大きく依存するCPTが、法人化により打撃を受けることがないよう望んでおり、このためハルディア港の法人化のプロセスは、他の港湾とは多少異なると言う。