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2001-03-14 ArtNo.25454
◆経済成長鈍化に関わらずポジティブな兆候も:CIIレポート
【ニューデリー】インド産業連盟合同委員会(ASCON)が、インド産業連盟(CII)及び傘下団体のメンバー(国内産業の65%)を対象に調査したところ、調査された109業種中86業種が2000-01年度にプラス成長を記録、石油&天然ガス、農業&食品、鉄鋼&耐火材部門を含む22業種が前年度を上回る成長率をマークした。
インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月10日報じたところによれば、全般的には成長の鈍化が確認されたが、CIIは景気の改善を予想させるポジティブな兆候が見られると指摘している。それによると、プラス成長を遂げた86業種中14業種は20%を越える急成長を見、別に14業種が10-20%の比較的高い成長をマーク、58業種が一桁成長を記録した。
マイナス成長を記録したものには製茶、ナイロン・フィラメント・ヤーン、原油が含まれる。バナスパチ(vanaspati:バター代用植物油)はインド/ネパール貿易協定に伴う低コスト製品の流入から前年の33%のプラス成長とは対照的な3.3%のマイナス成長を記録した。
しかし自動三輪車は前年の-2%から+7%に、冷蔵庫は-5%から+2%に、工作機は-7.6%から+2%に、繊維機械は-2.3%から+20%に、それぞれプラス成長を回復、エアコンは前年の10%を上回る28%の好調な成長を遂げた。鉄鋼部門も11%の成長をマーク、未だスランプの兆候は見られない。
CIIはそのレポートの中で、様々な業種の成長率や、一部部門の好調な輸出の伸びは、経済全般に明るい見通しを与えているが、国内産業は今後低コストな輸入品との厳しい競争に直面するものと予想される、と警鐘している。
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