2001-03-12 ArtNo.25444
◆SIAM、完成車に70%、二輪車に105%基本輸入関税提案
【ニューデリー】インド自動車製造業者協会(SIAM)は新年度予算案が国会に上程された後、ヤシュワント・シンハ蔵相に新車の完成車輸入に対する基本関税を現在の35%から70%に引き上げ、国内の製造活動を振興するよう改めて提案した。
エコノミック・タイムズが3月10日報じたところによれば、SIAMは新年度予算案が国会に上程される以前に同要求を政府に提出したが、新予算案は中古乗用車の基本輸入関税を35%から105%に引き上げたものの、乗用車新車の輸入関税には変更を加えなかった。
Bajaj Auto Ltd(BAL)のRahul Bajaj会長は、「中古車輸入関税の引き上げは歓迎されるが、蔵相は新車の輸入関税引き上げを見落とした」と指摘した。それによると、Bajaj会長は8日、TVS-SuzukiのVenu Srinivasan重役(MD)及びHero Honda MotorsのBrijmohan Lall Munjal会長とともに、シンハ蔵相と会談し、以上の要求を行った。その際、二輪車新車に対する基本輸入関税は、当初要求した70%を上回る105%の課税を求めた。他の先進国からの二輪車輸入に関しては70%でもよいが、中国からの輸入には不十分で105%の課税が必要と言う。
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