1995-07-28 ArtNo.2544
◆<星>高裁、王朝政治論でヘラルド紙にS$95万賠償命令
【シンガポール】シンガポールの正副首相及びリー上級相に対するインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の名誉毀損訴訟で、シンガポール高裁は26日、総額95万Sドルの賠償支払いを命じる判決を下した。
シンガポールの名誉毀損訴訟としては過去最高の賠償金額で、内訳はゴー・チョクトン首相に35万Sドル、リー・クアンユー上級相とリー・シエンロン副首相にそれぞれ30万Sドルとなっている。同紙は94年8月2日にシンガポールの政治を「王朝政治」と論評する記事を掲載、原告らの抗議に被告のリチャード・マクリーン発行人、ジョン・ビノカー編集長、執筆者のフィリップ・ボールング氏は謝罪広告を出したものの、賠償には応じていなかった。(ST,BT,LZ:7/27)
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