2001-03-09 ArtNo.25438
◆新輸出入政策は数量規制撤廃と米国景気の後退を織込済み
【ムンバイ】新年度(2001-02)の輸出入政策には数量規制(QR)撤廃と米国景気後退の影響が織り込まれている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月8日伝えたところによれば、ムラソリ・マラン商工相はインド輸出組織連盟(FIEO:Federation of Indian Export Organisations)主催の会議の席上、以上の消息を語った。それによると、QRの撤廃と国内市場開放の初期段階においては過渡的措置として国内産業を保護する必要がある。しかし多国間相互自由貿易の潮流は挑戦と機会を提供するものであり、地元業界は“輸出するか、滅びるか”をマントラ(真諦)とし、悲観主義は捨てねばならない。既成市場の限られたシェアを争うだけでなく、新市場を開拓し、市場を創出すべきである。
インドの輸出貿易のシェアは縮小傾向を示しているが、2004-05年までに現在の0.7%のシェアを1%に拡大する必要がある。商工省は貿易手続きを一層簡素化し、手続きコストを削減する方針であり、また特別経済区(SEZ)はハッスル・フリーな製造・貿易環境を提供すると言う。
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