2001-03-09 ArtNo.25435
◆Vikas WSP、US$1500万投じポリマー・ユニット増設
【ニューデリー】増粘剤/安定剤/ゲル化剤/糊料として用いられるグアルガム(guar gum)の世界第2位の製造業者Vikas WSP Limitedは、目下約70クロー(US$1499万)を投じラジャスタン州Sriganganagarの既存工場に年産4200トンのヒドロキシプロパルグアル(HPG:hydroxypropylguar)及びカルボキシメチルヒドロキシプロパルグアル(CMHPG:carboxymethylhydroxypropylguar)の製造施設を増設している。
インディアン・エクスプレスが3月8日報じたところによれば、Vikas WSPのBD Agarwal重役(共同MD)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによると新施設は今年5月か6月に稼働する予定で、拡張コストは主に内部資金で賄う。HPG/CMHPGは石油及び天然ガスの探査等に用いられる。
Vikas WSPはグジャラート州バローダにも年産1万2600トンの付加価値グアルガム工場を建設中で、こちらは今年10月の稼働を予定している。これにより同社は世界最大のグアルガム及びポリマー製造企業になる。目下Vikas WSP傘下の4工場の合計年産能力は3万9900トン。
Vikas WSP取締役会は最近の会議で、2001年3月期年度上半期に50%の中間配当を提案した。2000年12月末現在同社はUnion Bank of Indiaに対し52.8クロー(US$1131万)の負債を有するが、2002年1-3月期には負債ゼロになると言う。
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