2001-03-07 ArtNo.25403
◆ダイムラークライスラー、ITサービスのアウトソーシング計画
【プネー】DaimlerChrysler AGは、情報技術(IT)サービス、取りわけエンジニアリング・サービス、Eコマース、組み込みソフトウェア、インフォテインメント(テレマティクス/移動オフィス/インテリジャント・カー等)、ERP、プロダクト・データ・マネージメント等の領域におけるニーズをインドにおけるアウトソーシングで賄うことを検討している。
インディアン・エクスプレスが3月5日、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが同3日報じたところによれば、ダイムラークライスラーのRainer Balbach重役(国際資材調達・供給担当GM)はこのほど以上の消息を語った。それによるとマハラシュトラ州プネーに設けられたDaimlerChrysler AG Purchasing Liaison Office Indiaは、昨年インドにおけるIT市場調査を行い、様々なIT領域の潜在納入業者50社をリスト・アップした。同社監査チームがさらにこれらの企業の内容を検討し、納入業者を選考する。
プネー事務所はDaimlerChrysler AG Germany資材調達部の傘下に属し、グループの自動車部品やITサービスの世界的ニーズに応じるとともに、中国、マレーシア、タイ、日本、シンガポール、インドネシアのオフィスとともにAsia Procurement Teamを構成している。
プネー事務所の2000年度輸出売上は3000万米ドルをマーク、当面300万米ドルのITサービスの輸出を目指している。カルナタカ州バンガロール拠点のDaimlerChrysler Research Centre (India)も親会社のニーズに応じ、その業務の拡張を図っていると言う。
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