2001-03-05 ArtNo.25393
◆外資のポートフォリオ投資上限を40%から49%に引き上げ
【ニューデリー】インド政府は外国機関投資家がポートフォリオ投資ルートで地元企業に出資する際の上限を現在の40%から49%に引き上げる。
デカン・ヘラルドが3月1日報じたところによれば、ヤシュワント・シンハ蔵相は新年度予算演説の中で以上の提案を行った。それによると、非銀行金融機関に対する5000万米ドル以上の外国直接投資(FDI)に関しては、国内市場で持分の25%を売却することを求められない。
一方、インド企業は3年間の利益計上条件を満たす必要なく、自動認可ルートを通じて年間5000万米ドルまで外国に投資できる。
米国預託証券(ADR)や国際預託証券(GDR)を通じて資金を調達するものは、調達した資金を100%外国に投資できる。現在は最大50%まで。
ADR/GDRの発行を通じて資金を調達する地元企業は、1億米ドルもしくは輸出売上の10倍の何れか大きい方の額まで外国企業株に投資できる。
インド企業はその持分をベースにADR/GDRを発行し、外国証券取引所に上場できる。同ファシリティーは全てのカテゴリーの株主にオファーされねばならない。
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