2001-03-02 ArtNo.25375
◆ヒンドスタン・オーガニック化学、伊企業と子会社権益の売却協議
【ムンバイ】Hindustan Organic Chemicals Ltd (HOC)はイタリヤ企業Guarnislon Chemicalsと、子会社Hindustan Flourocarbons Ltd (HFL)の30%権益の売却交渉を進めているもようだ。
インディアン・エクスプレスが2月28日消息筋の言として伝えたところでは、産業財政再建局(BIFR:Board of Industrialand Financial Reconstruction)の管理下にあるHOCにとって、同商談はBIFRに提出した事業再建計画の一環と言う。
HFLはパッキング・パイプ・絶縁材料などに使用されるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を年間500トン製造する能力を有する。これに対してPTFEの主要メーカーとして知られるGuarnislonはインドの化学産業界に橋頭堡を築くことを望んでいる。
現在HOCはHFLに56%出資、残りの44%のシェアは金融機関とアンドラプラデシュ産業開発公社(Andhra Pradesh Industrial Development Corporation)が握っている。
HFL権益(30%)の価格は18~20クロー(US$385万-428万)と見積もられるが、Guarnislonは、HFLが全ての債務を返済した後に買収に応じる意向を表明しているとされる。
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