2001-03-02 ArtNo.25374
◆ヒンドゥジャ、金融業界向けASP事業でIBM/MKIと提携
【ムンバイ】地場大手商用車メーカーAshok Leyland(ALL)のHinduja会長一族が経営する情報技術(IT)会社Indusind Information Technology Ltd (IITL)は、IBM India及びMidas-Kapiti International (MKI)と手を結び、インド国内の相互銀行やその他の中小金融機関をターゲットにしたアプリケーション・サービス・プロバイダー(ASP)ビジネスに乗り出した。
インディアン・エクスプレスが2月28日伝えたところによれば、3社は既に共同でASPサービスを手掛けているが、27日に正式に関係覚書を交換するとともに共同記者会見を催した。それによると国際的にもポピュラーなMKIの“イクウェイシャン(Equation)”ユニバーサル・バンキング・システムをシェアド(共有)ベイスで提供する。同バンキング・システムはIBMサーバー、“iSeries”プラットフォーム上で操作される。ASPサービスには、“IBM/Lotus Domino”ソフトウェア・スイートをベースにした付加価値アプリケーションが含まれ、メッセージングやワークフロー等の従来のファシリティーも利用できる。
IBM IndiaのSwarup Choudhury取締役によるとIBMは、以上のASPモデルを通じてそのグローバルな情報技術(IT)ノーハウをインドの金融業界に提供する。また同社のiSeriesプラットフォームはシェアド・アプリケーションにマッチしていると言う。
IITLのPV Jaishankar社長兼CEOによると、同社は、銀行業界向けASPモデルをベースにしたシェアドあるいはホステッド・ソリューションの提供や支援、コンセプト化に照準を合わせていると言う。
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