2001-03-02 ArtNo.25370
◆MIRC、フィリップスのカラーTV値下げ効果に懐疑
【ムンバイ】年商1668クロー(US$3.57億)のオーディオ・システム・メジャー、Philips India Ltdは昨年11月にプレミアム・エンドの消費者をターゲットに1万3300ルピー(US$285)で発売した21インチ・カラー・テレビジョン(CTV)の価格を1万2700ルピー(US$272)に、600ルピー値下げした。
インディアン・エクスプレスが2月28日伝えたところによれば、フィリップス・インディアのRajeev Karwal上級副社長(家電製品担当)は、Philips 21PT1532モデルのボリューム販売を実現するのが狙いと、値下げの理由を説明した。
しかしOnidaブランドCTVの製造・販売を手掛ける地元企業Mirc Electronics LtdのGS Sundar重役(CEO)は、「もともとプレミアム・エンド市場をターゲットにした製品の値下げ効果には疑問があり、ボリューム販売を実現できず、ロー・マージンから損失を出すのが落ち」と述べるとともに、「CTV販売は、顧客の購買意欲と、新年度予算でTV、ブラウン管、カラー・グラスに課される消費税率に依存している」と指摘した。
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