2001-03-02 ArtNo.25363
◆シンハ蔵相、成長加速目指す新年度予算案を国会に上程
【ニューデリー】インド政府は28日、非生産的支出の抑制、政府補助の合理化、インフラ投資の拡大、民営化プロセスの促進等を通じて経済成長の加速を目指す2001-02年度予算案を国会に上程した。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネスライン、インディアン・エクスプレス、デカン・ヘラルド電子版がこの日伝えたところによれば、就任以来4度目の予算案を国会に上程したヤシュワント・シンハ蔵相は、「インド経済は過去数年成長力と弾性を維持して来た」と強調、今年度の国内総生産(GDP)成長率が6%に達するとの楽観的見通しを再確認するとともに、資本市場の改革を続行し、各部門の再編を深化させる決意を表明した。
新年度予算案はこの他、農業部門の改革加速、食糧生産の管理改善、インフラ投資の拡充、金融部門及び資本市場の改革継続、経済活動を阻害する統制の排除を通じた構造改革の深化、教育機会の提供や社会保障プログラムを通じた人的資源の開発、非生産的支出の抑制、政府補助の合理化、政府支出の質的改善、民営化プロセスの加速、公共企業の再編、税制基盤の拡大と公正公平な税制を通じた歳入の拡大等の目標を掲げている。
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