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2001-02-28 ArtNo.25360
◆インド、外資誘致でアジア/ラテン・アメリカに後れ
【ニューデリー】政府各部門や与野党、さらには与党内の各派が外国投資の自由化を巡る論議に明け暮れる中、第2次経済改革は失速、インドにおける外国投資レベルは5年前の状況に後退、アジアのタイガーに再び大きな差をつけられた。
エコノミック・タイムズが2月25日伝えたところによれば、アジアのタイガーは通貨危機の打撃を乗り越え再度大量の外国投資を誘致することに成功したが、それとは対照的にインドにおける外国直接投資(FDI)は1994年のレベルに後退した。
世界の開発途上国に流入したFDIは1994年には1049億2000万米ドルをマーク、インドは内9億7300万米ドルを誘致、0.9%のシェアを占めた。インドの同シェアはその後、1996年1.7%、1997年2%と拡大基調を見せたものの、1999年には再び僅か1%の21億6800万米ドルに後退した。
例えば1994年にインドの9億7300万米ドルとほぼ同レベルの9億9100万米ドルのFDIを誘致した韓国は5年後の今日、インドの21億6800万米ドルの5倍以上の103億4000万米ドルを誘致しており、このことはインドのFDI自由化政策の不十分さを証明している。
最も顕著な例は1996-2000年の間に中国は毎年400億米ドルのFDIを誘致したが、インドは1990年代全体の誘致額をまとめても、中国が同期間のいずれの1年に誘致したFDIの額にも及ばない。マレーシアはコンスタントにインドを上回るFDIを誘致しており、タイも1998年には70億米ドル、1999年には60億米ドルを誘致し、鮮やかな復調を達成した。
インドはその慎重な経済運営を通じてアジアの通貨危機の打撃を回避したと主張してきたが、今ではタイがインドの3倍の外資を誘致するようになったことに対する釈明は聞かれない。
その実、タイガーの経済は通貨危機以前に成長の鈍化を見、インドは優位に立っていた。しかし通貨危機の波瀾が終息した今、インド経済はスロー・ダウンし、タイガーに再び指導権を奪われた。
アジアのタイガーに限った訳ではなく、メキシコは1999年までの5年間に450億米ドル、ブラジルは同期間に950億米ドルのFDIを誘致した。ブラジルは常にインドを上回るFDIを誘致してきたが、ラテン・アメリカ諸国は1999年に5年前の5倍以上の314億米ドルを誘致した。インドは急速にこれらの諸国に追いつかれ、後方に押しやられつつあると言う。
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