2001-02-28 ArtNo.25351
◆コンソーシアム、LNGターミナルに続きAP州と電力交渉
【ヴィサカパトナム】アンドラプラデシュ州政府にKakinadaにおける7000クロー(US$15億)のAndhra Hydrocarbon Terminalプロジェクトの詳細プロジェクト・レポートを提出したIndian Oil Corporation (IOC)に率いられるコンソーシアムは、電力供給計画に関わる州政府との交渉を準備している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月27日伝えたところによれば、関係プロジェクトには液化天然ガス(LNG)ターミナルとLNGベースの1000MW(メガワット)発電事業が含まれる。
IOCに率いられるコンソーシアム、Kakinada Indian Oil LNG Consortium (KIOLC)には、Kakinada Deep Water portの経営を引き受けたシンガポール拠点International Sea Ports Ltdの特殊目的会社Cocanada Port Company Ltd (CPC)やマレーシアのPetroliam Nasional Berhad (Petronas)が含まれる。コンソーシアムはBritish Petroleum(BT)と手を結んでプロジェクトを進める方針で、BTにもコンソーシアムへの参加を求めている。
Andhra Hydrocarbon Terminalには、各250万トンの再ガス化プラント4基と1000MWのLNG発電施設が建設され、第1期プロジェクトでは7000クローを投じて再ガス化プラント1基と発電施設が設けられる。
向こう20年間に州内の発電能力を現在の7200MWから3万6000MWに拡大することを目指すアンドラプラデシュ州政府は、Ennore LNGターミナルとタミールナド州政府が結んだ電力供給契約における1ユニット当たり3.10ルピーの価格をベースに電力を全量購入する意向を表明している。
KIOCLはペトロナスからベスト価格でLNGの供給が得られる上、ターミナル・プロジェクトの一部として発電所が建設されることから、競争力有る価格で電力を供給できる見通しだ。
KIOCLは州政府の助言の下に中央政府にインフラストラクチャー・ステータスを申請する方針だ。仮にインフラ・ステータスが得られなければ、電力コストは少なくとも18%アップする。
KIOCLと州政府の電力供給交渉が妥結すれば、12ヶ月以内に金融パッケージが準備される。金融パッケージが完成すれば、プロジェクトはそのご36ヶ月で完工する見通しと言う。ちなみにKIOCLメンバーの出資率等の詳細はまだ詰められていない。
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