SEAnews 2001-02-27 ArtNo.25342

【ムンバイ】国際電話会社Videsh Sanchar Nigam Ltd(VSNL)の25％の政府持分売却入札の国際顧問選考入札には、投資銀行12行が応募した。
エコノミック・タイムズが2月23日伝えたところでは、これらの銀行の入札意向書(EOI)は22日受理され、2月26日にはプレゼンテーションが行われたもようだ。消息筋によると入札意向書を提出した銀行は20行にのぼったが、一部のものはある種の不備から受理されなかった。
ＶＳＮＬの政府持分売却は、政府にもたらされる売却収入の上からこれまで最大規模になる見通しで、その額は4000クロー(US$8.56億)前後と見積もられる。
国際顧問入札のＥＯＩを提出したものにはKotak Mahindra、Lazard Brothers、Rabo Bank、JM Morgan Stanley、CSFB、Salomon Smith Barney、I-Sec、IDBI Capital、Ernst & Youngが含まれているもようだが、一部の銀行はそれ自身がＶＳＮＬ権益買収を目指す上から、ＥＯＩ提出を見合わせたようだ。
これほど多くの銀行が関心を示す理由は、ＶＳＮＬが多額の利益を上げ、就業労働者もそれほど多くなく、4700クロー(US$10億)の現金準備を保持するためと見られる。投資銀行らは、多額の手数料収入が見込める上、バイヤーを見出す任務もそう難しくないと判断したものと見られる。