2001-02-26 ArtNo.25331
◆年初7ヶ月の対中輸出成長率53%、輸入の伸び28%
【ニューデリー】低コストな中国製品の流入が国内産業に脅威を及ぼしているとの説が声高に唱えられているが、その実今年初7ヶ月(2000年4-10月)のインドの対中輸出が53.3%の大幅な増加を見たのに対し、対中輸入の伸びは小幅な28.2%にとどまった。
エコノミック・タイムズが2月24日、政府の統計数字を引用し伝えたところによれば、1999-2000年度を通じた対中輸入の伸びは19.9%と、やはり輸出の伸び28.2%を下回っている。
政府の2000-01年経済調査報告は、数量規制撤廃後の輸入増に対する懸念を一応認めた上、インド貿易の全般的見通しは明るく、市場開放はインド産品輸出の健全な成長をもたらすと指摘している。また中国産品の輸入は総輸入の3%に満たず、何ら警戒すべき兆候は存在しないと言う。
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