1995-07-27 ArtNo.2533
◆<馬>再生タイヤのオートウェイズ、インフラ事業にシフト
【クアラルンプル】再生タイヤ会社のオートウェイズ・ホールディングズBhdは今年末までにインフラ、エンジニアリング、建設(IEC)関連の手持ち受注額が10億Mドル台に乗るものと予想している。
ソー・チーウェン会長が25日の年次総会後語ったところによると、同社は向こう2年間に及ぶ5億MドルのIEC手持ち契約を有するが、別に10億Mドル相当の入札に参加しているため、年内にその額は2倍に達する見通しだ。これによりIECの同社利益への貢献度は80%に拡大、タイヤ再生事業が残りの20%を占めることになる。業界消息筋は今年末のオートウェイズの税引き前利益が昨年の192万Mドルの3倍に達するものと予想している。オートウェイズは北京の中央高速道路(空港高速道路とチンチンタン高速道路をリンク)の建設契約を獲得した他、廈門及び上海のタイヤ需要に応じるため設立された温州オートウェイズ・タイヤCo Ltd(今年第3四半期に商業生産開始)に55%出資しているが、これらの事業がグループ利益に貢献するのは96年以降となる。またスリランカのタイヤ製造・再生・販売会社アソーシエーテッド・オートウェイズPte Ltdへの出資率を現在の16%から30%に引き上げる交渉を進めている。この他ミャンマーにタイヤ再生工場を設ける可能性が検討されていると言う。(STAR:7/26)
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