2001-02-22 ArtNo.25302
◆タタ/SIA、エア・インディアの40%権益買収目指す
【ニューデリー】タタ・グループはシンガポール航空(SIA:Singapore Airlines)と手を組みAir Indiaの40%の政府持分買収を目指す。
インディアン・エクスプレスが2月21日報じたところによれば、タタ幹部はロイター通信に以上の消息を語った。それによるとタタ/SIAチームは技術入札の最終期限の明日(2/23)、入札書類とコンソーシアムの詳細を提出する方針だ。
外国航空会社は個別にエア・インディアの26%の権益を買収でき、また地元のパートナーと手を結ぶことにより40%のシェアを取得できる。
これまでに1)Delta AirlinesとそのパートナーAir France、2)ドゥバイのEmirates airline、3)ロンドン拠点の鉄鋼王LN Mittal氏、4)英国拠点の富豪Hinduja brothersが入札意向書を提出したものの、コンソーシアムの陣容を明らかにしたのは今のところタタ/SIAのみで、他のものは依然としてチーム作りに奔走している。
タタ・グループは1930年代にTata Airlinesを創設したインド民間航空会社の草分け。タタ・エアラインはエア・インディアに社名を改めた後、1953年に国営化され、今に至っている。
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