2001-02-22 ArtNo.25292
◆インド/オマーン、US$9.7億肥料合弁巡り近く合意
【ニューデリー】インドとオマーンは9億6900万米ドルの化学肥料合弁事業を巡る意見の相違を乗り越え、近く合意に達する見通しだ。。
インディアン・エクスプレスが2月21日、化学肥料省筋の言を引用し報じたところによれば、最近のオマーンにおける会議では、最低1億1000万米ドルの資本財をインドから調達すると言うインド側の条件や製品の一部をインド以外の顧客に販売すべきだとするオマーン側の要求に関して、双方が歩み寄りを示した。
これを受けてこのほどインド・サイドで催された経済問題閣僚委員会(CCEA:Cabinet Committee on Economic Affairs)の会議の席では、残された問題を解決するための諸施策が討議され、インドからの資本財調達や生産された製品を10年間にわたり全量インドが買い取る問題では、より柔軟な姿勢を採用する方針が決まった。この結果来月、オマーン代表がインドを訪れ、関係契約に調印する運びになったと言う。
SS Dhindsa化学肥料相はこの点に関して関係契約の最終的詰めは来月行われる予定で、双方の合意が得られたなら、金融パッケージやEPC(エンジニアリング/資材調達/建設)契約等の準備にかかると語った。
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