SEAnews 2001-02-19 ArtNo.25247

【ニューヨーク】マサチューセッツ工科大学(MIT)とインド政府は、向こう10年間に5億～10億米ドルを投じてアジアにメディア・ラブを設ける。
Wall Street Journal電子版が15日、インド政府オフィシャルの言として伝えたところによれば、インド政府は域内の技術能力向上を支援する意味から同プロジェクトに20％出資、ＭＩＴとインド政府により選考された民間スポンサーが残りの資金を拠出する。
メディア・ラブは、モトローラやインテル等の幅広い法人の資金援助を得て1985年に創設され、多くの場合非伝統領域の研究活動を手掛けており、メディア・ラブ・ヨーロッパは昨年アイルランドに設立された。
メディア・ラブのWalter Bender常務理事(ED)は、「グループは目下インド政府と関係問題を協議しているが、最終決定はまだ下されていない」と語った。
メディア・ラブ・アジアの年間予算は5000万～1億米ドルと見積もられ、これはアイルランドや米国のものを上回っている。