2001-02-13 ArtNo.25192
◆高い資金コストがインド化学産業のネックに:ICMA会頭
【コルカタ】インド化学産業は40年近い歴史を有するにも関わらず、高い資金コストから中東や中国等の新参者に追い越され、世界市場におけるシェアは僅か2%にとどまっている。
エコノミック・タイムズが2月12日報じたところによれば、インド化学製造業者協会(ICMA)のR M Pandia会頭は先週金曜、ICMAが主催した“競争環境と化学産業”と題するセミナーの席上、以上のように指摘した。それによると、インド化学産業は年間5000~8000クロー(US$10.7億-17.1億)の投資を必要とするが、借入金利は14~15%と、日本の1~2%、中国の4%、中東の0%に比べ極端に高い。加えて燃料コストは50%、電力コストは60%、それぞれ国際水準を上回っていると言う。
これに対して、Industrial Investment Bank of IndiaのBasudeb Sen会長兼MDは席上、近い将来国内金利が大幅に下降するのを期待するのは非現実的との見通しを示した。
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