1995-07-26 ArtNo.2519
◆<馬>ユニフォン、公衆電話事業にM$1.5億追加投資
【クアラルンプル】ユニフォン・テレコミュニケーションBhdは今年国内公衆電話事業に1億5000万Mドルを投資する。
シャムスディン・アブドゥル・カディル会長が24日の年次総会後語ったところによると、同社は激化する競争に対処する狙いから都市部と農村部の双方における公衆電話の敷設台数を拡大するとともに、海外市場の開拓も積極化する計画だ。公衆電話1台当たりの敷設コストは8000Mドルだが、子会社のユニフォンSdn Bhdはこれまでに7000万Mドルを投じテレコム・マレーシアのケーブル網を利用して、全国に7万台の公衆電話を敷設してきた。同社は目下月間1000台の割合で増設している。一方、これまで農村部と都市郊外を中心に独自の公衆電話網を設けてきたテレコム・マレーシアも、都市部への進出を開始している。また新設サードバーティーのモビシティーSdn Bhdも最近都市における公衆電話サービスに乗り出した。モビシティーはテレコム・マレーシアの系列に属している。
ユニフォンはこれまでにホーチミン市に600台の公衆電話を敷設したが、採算ラインに乗せるには3000台の敷設が必要とされ、利益計上までにはなお2~3年を要する見通しだ。同社はベトナム以外の国における公衆電話事業も計画しているが、まだ具体化していないと言う。(NST:7/25)
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