2001-02-13 ArtNo.25183
◆BPL、家電事業の40%のシェアを三洋にオファー
【バンガロール】年商2014クロー(US$4.3億)のBPL Ltdは家電事業の持株会社BS Home Appliances Ltd(BHAL)を設立するとともに、新会社の40%のシェアを技術提携を結ぶ三洋にオファーする方針を決めた。
エコノミック・タイムズが2月12日伝えたところによれば、BPLグループは、BPL Sanyo Utilities & Appliances LtdとBPL Refrigeration Ltdの合併計画に対する法廷の認可が遅延する中で、以上の方針を決めたもので、BPL幹部は、「家電ビジネスの輪郭を明確にするとともに、三洋にファイナンシャル・パートナーとして積極的な役割を担ってもらうのが狙い」と組織再編の理由を説明した。BPLの家電製品部門は冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機、調理器具、ガス・テーブル、皿洗い機等の製造を手掛けている。
BPLは市場動向や消費者動向の調査を念入りに進めており、このことが多くの部門の林立につながった。同社はまた、三洋以外に、東芝、メディア・ワン、ハリス・コミュニケーションズ、オクテルと技術提携を結んでいる。
今年度(2000-01)は耐久消費財部門にとって決して豊穣な年とは言えず、BPLの第3四半期純益は前年同期の28.01クローから20.05クロー(US$429万)に28%ダウン、2000年12月期年初9ヶ月の売上も16%減の1356クロー(US$2.9億)、純益は20%減の61.27クロー(US$1312万)にとどまった。しかしBPLは霜取り不要冷蔵庫等、少なからぬ製品部門で依然としてリーダーシップを握っている。同社は目下総支出の引き下げに努めており、第3四半期の支出は前年同期の525クローから429.44クローに縮小したと言う。
|