2001-02-12 ArtNo.25182
◆アパレル・パーク設け、US$170億繊維輸出実現目指す
【ニューデリー】インド政府は新年度予算案の上程に際して、国内アパレル業界をアップグレードし、2001-02年に170億米ドルの繊維輸出を実現するため、中央政府がスポンサーを務める“アパレル・パーク・スキーム”を発表する見通しだ。
エコノミック・タイムズが2月11日、オフィシャル・ソースの消息として報じたところによれば、繊維産業省は170億米ドルの輸出目標実現を目指す少なからぬ方策を立案しており、アパレル・パーク構想はその1つ。アパレル・パークには近代的なアパレル製造業者25~30社が収容され、中央政府はアパレル・パークとそのインフラの建設及びメンテナンスに財政支援を提供する。
スキームはまた既存の200社以上の繊維加工業者のアップグレードを支援、外国企業等との合弁や戦略提携を奨励する見通しだ。
織機部門は国内繊維産業のバリューチェーンにおける最も技術的に遅れた部門と見なされているが、繊維産業省は2004年までに同業界が最新の無紡錘織機(shuttle-less looms)20万~30万台を導入するのを支援する方針だ。
2000年11月に発表された繊維政策は、繊維・既成衣料の輸出額を現在の110億米ドルから2010年までに500億米ドルに拡大することを目指している。同目標を実現するには、アパレル部門の年率14.5%、非アパレル部門の同10.8%の成長を必要とすると言う。
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