2001-02-12 ArtNo.25176
◆HCLテック、東芝情報システムとオフショア・ソフト開発契約
【ニューデリー】HCL Technologiesは東芝情報システム(Toshiba Information Systems Japan Corporation)と、後者のために埋め込みソフトウェアを開発するオフショア・ソフトウェア・デベロプメント・センターを設ける戦略提携を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが2月10日報じたところによると、HCLテクノロジーズのShiv Nadar会長兼社長兼CEOは東芝情報システムの藤正顯社長と関係協定に調印した。
Nadar氏によると、ソフト開発センターは、ハリヤナ州Gurgaonとウッタルプラデシュ州NoidaのHCLテクノロジーズの施設に併設され、当面38人が勤務する。当初5件のプロジェクトが手掛けられるが、同センターでは主要なアプリケーション・ソフトウェア・ソリューションの開発の他、急成長するモバイルやワイヤレス技術に照準が合わされる。HCLが日本企業のために埋め込みソフトウェアを開発するのは初めてのこと。向こう2~3年の日本方面のビジネスの潜在性は埋め込みソフトウェアに限っても大きい。しかし同氏は今回の東芝情報システムとの提携に伴う収入に関しては明らかにすることを控えた。
東芝情報システムは、モバイル・フォーン、インターネット装置、インテリジェント輸送システム等の領域の指導的なソフトウェア・サプライヤーで、HCLテクノロジーズはこれらの領域でも前者に支援を提供する。現在、日本ビジネスは HCL収入の3~4%を占めると言う。
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