SEAnews 1995-07-26 ArtNo.2517

【クアラルンプル】マレーシア金融取引所(MME:前称KLLM)は少なくとも外国ブロカー5社を含む法人会員15～20社と地元会員25人の募集を目指している。
ＭＭＥのサイド・アブドゥル・ジャッバル・シャハブディン重役(ED)が24日に催されたＭＭＥ会員募集説明会の席上語ったところによると、ＭＭＥ会員はブローカー、非ブローカー、ローカルから成り、ＭＭＥは8月16日に会員候補リストを発表する。これらの会員候補者は先物産業法の下に正式ライセンスを取得する以前に大蔵省の認可を得る必要がある。また取引ルールについても目下証券委員会の認可を待っている。少なくとも45社が会員免許取得を希望しており、選択の余地は大きいが、ＭＭＥとしては金融機関、ディスカウント・ハウス、カガマス、証券会社及び外国会員と地元会員の均衡に配慮する方針と言う。
ＭＭＥはまた金融機関のためのディリバティブ・ガイドライン草案を来月中央銀行に提出する。同ガイドラインは場外取引や業界の意見に基づいて作成される。
またＭＭＥは今年末までに3カ月ものクアラルンプル銀行同業間出し手金利(KLIBOR)先物契約を導入する。同商品の基本価値は100万Ｍドル、期限は3カ月で、ＭＭＥのモハド・アズワル重役(GM)によると、当初少なくとも1000ロットの取引が見込める。また最終的にはインターバンク市場取引（1日平均20億Ｍドル）の少なくとも半分の出来高達成が目指されると言う。(BT:7/25)