【ニューデリー】Tata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)は地元及び多国籍自動車メーカーに対する自動車用スチール(auto-grade steel)の納入交渉を開始した。
エコノミック・タイムズ及びヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月8日報じたところによれば、TiscoのJ J Irani重役(MD)は、このほどPTI通信に以上の消息を語った。それによると、TiscoはMaruti、Hyundai、Tata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)を含む少なからぬ自動車メーカーに、冷間圧延シートをトライアル・ベースで納入して来たが、今や大量納入のための交渉を開始した。その実Tiscoは最近試運転が開始されたジャールカンド州Jamshedpurの工場からTelcoに対する冷間圧延シートのバルク供給を既にスタート、Hyundai Motorsからも同様の注文が得られるものと期待している。新日本製鐵の技術支援下に建設された総工費1600クロー(US$3.4億)、年産120万トンの同工場は2000年8月に商業運転を開始、2001年5月までに100%の稼働率達成を目指している。
Tiscoはまたボールベアリングの製造能力を今年4月までに現在の年間1600万ベアリングから2500万ベアリングに拡大すると言う。