SEAnews 2001-02-09 ArtNo.25156

【ニューデリー】国営重電機会社Bharat Heavy Electricals Ltd (Bhel)は国際市場における競争力を強化する狙いから総額1200クロー(US$2.57億)の総合的な近代化計画を立案した。
インディアン・エクスプレスが2月8日伝えたところによれば、KG Ramachandran会長兼ＭＤは同紙に以上の方針を語った。それによると、Bhelはシングル・ソース・トータル・ソリューション戦略に基づき、向こう3年間に総額1200クローの組織再編・近代化を進める。既に近代化計画が手掛けられているものには、Haridwarにおけるスチーム・タービン、ターボ・ジェネレーター、ブレード・ショップ、Hyderabadにおけるガス＆スチーム・タービン、ポンプ、Trichyにおけるボイラー＆バルブ、Bangaloreにおける制御機器、Bhopalにおける変圧器、開閉器、牽引機が含まれる。
Bhelはまた、国内市場が低迷する中で“プロジェクト輸出”、“製品輸出”、“業務提携企業(General Electricals/Siemens等)への輸出”の3段構えの輸出戦略を立案、輸出市場の開拓に本腰を入れる。
製品輸出については、国際的品質基準を満たし輸出の牽引役を務める10種類のスター・プロダクツをリストアップ、これらの製品だけで今年は250クロー(US$5353万)の輸出を見込んでいる。昨年の同製品の輸出額は100クローだった。これらの製品はまた極東、中東、アフリカ等の新市場開拓の先陣を務める。同社は180品目を越える製品を有し、既にアゼルバイジャン、シリヤ、クウェート、台湾にプレゼンスを築いている。
Bhelの昨年の営業額は6634クロー(US$14.2億)、今年は2001年3月までに7000クロー(US$15億)の達成を目指している。昨年の輸出注文は703クロー(US$1.5億)をマーク、過去2年間に7倍に拡大した。今年度は2001年1月までに650クロー(US$1.4億)に達した。同社は輸出売上を現在の650クロー前後から2006－07年までに3倍に拡大する計画だ。
Bhelはまた新市場に対するプロジェクト輸出の機会を探っており、政府や輸出入銀行に支援を求めている。特にクレジット・サポート付きの大型プロジェクト輸出契約の獲得に努めており、同試みが成功すれば、プロジェクト輸出の大幅な成長が見込める。
Bhelは既にマレーシアやドゥバイ等の伝統市場に地域オフィスを開設しており、他の成長の潜在性を有する市場へのオフィス開設も準備していると言う。