2001-02-09 ArtNo.25155
◆HCL Perot、英Aircomとセル式電話網管理サービスで提携
【ニューデリー】地元ソフトウェア会社HCL Technologiesと米国拠点のPerot Systemsの対等出資合弁会社、HCL Perot Systems Ltd(HPS)は、セル式電話業者に対してより効率的なネットワーク・マネージメント・サービスを提供するため、英国のワイヤレス・テレコム・ソリューション会社Aircom Internationalと提携した。
エコノミック・タイムズ電子版が2月8日、両社のこの日の新聞発表を引用して伝えたところによれば、エンタープライズと名付けられたサービス・パッケージにより、セル式電話業者は、そのネットワークを最適化、タワーやベース・ステーションの建設を最小限にとどめることを通じて、コストを削減できる。
年商8000万米ドルのHPSは、合弁会社Aircom HPS Wireless Servicesに49.5%出資するとともに、ソフトウェア開発面のノーハウと中核エンジニアリング・チームを提供する。これに対してエアコムは、ネットワーク・インターフェースの開発やセル式電話ネットワーク最適化に関わるノーハウを合弁会社に提供する。
HPSのVineet Nayyar重役(CEO)によれば、同社は今回の合弁を通じて最先端のワイヤレス技術にアクセスできる。新会社の会長に就任するエアコムのStephen Mockford重役(MD)によると、払込資本100万米ドルの新会社は営業初年度に2億50000万ルピー(US$535万)、3年目には10億ルピー(US$2141万)の年商を見込んでいる。初年度の利益率は30~35%と見込まれると言う。
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