2001-02-08 ArtNo.25145
◆タタ・カミンズ、エンジン/コンポーネントの輸出開始
【ムンバイ】インド最大の商用車メーカー、Tata Engineering and Locomotive Company Ltd(Telco)は6日、同社と米国パートナーCummins Engine Company Incの50:50の合弁会社Tata Cumminsが、当初の合弁事業の枠を乗り越え、製造するエンジン/コンポーネンツの品目を拡大するとともに、これらの輸出も開始すると発表した。
インディアン・エクスプレスとエコノミック・タイムズが2月7日報じたところによれば、タタ・カミンズはTelcoが製造する車両にエンジンを供給するため1995年に設立されたが、ジャールカンド州Jamshedpurの工場で製造されたエンジン/コンポーネンツは、親会社カミンズのために中国、英国、欧州を含む全世界に輸出される。カミンズはまたタタが製造したエンジンをインドや海外市場において動力工具や産業用途に使用することを認めた。
Telcoは中・大型商用車にカミンズ・エンジンとともに独自開発した697レーンジのエンジンを使用する方針を決めた。Telcoは昨年以来、ハイ効率で公害の恐れのないカミンズ・エンジンを697エンジンに替えて採用したが、コスト増加分を全面的に顧客に転嫁できず、マージン縮小を余儀なくされていた。Telcoスポークスマンによると、全てのセグメントに両社のエンジンを併用する計画で、これにより市場シェアの拡大を図ると言う。
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