2001-02-08 ArtNo.25142
◆アルミ会社Balco、CRMプロジェクトの大幅遅延で打撃
【ニューデリー】政府系アルミ精錬会社Bharat Aluminium Company(Balco)は、冷間圧延工場(CRM)プロジェクトの15ヶ月およぶ遅延で、下流部門におけるプレゼンス強化計画の大幅な後退を強いられている。
エコノミック・タイムズが2月27日報じたところによると、Balcoは昨年9月、鉱業省に2001年3月までにプロジェクトが始動すると報告したが、来年度第2四半期に繰り延べられた。加えてMetallurgical & Engineering Consultants India Ltd(Mecon)を初めとする3社がプロジェクト遅延に伴う損害賠償として合計22クロー(US$471万)の支払いをBalcoに要求した。イタリアの機械設備納入業者Fata Hunterは最大の12クロー(US$257万)を請求している。
インド政府はBalcoの51%の持分を戦略パートナーに売却する方針を決め、国際入札を募集、Jardine Flemingを同入札の国際顧問に指名した。これまでに地元企業2社、Hindalco、Sterlite Industries、そして国際アルミ・メジャー、Alcoaが入札資格審査を通過している。またAlcoaとHindalcoは共同入札を行う方針を発表した。
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