2001-02-07 ArtNo.25125
◆IOC、3月までにIPCLヴァドダラ石化ユニットの接収完了
【ニューデリー】Indian Oil Corporation (IOC)は今会計年度末までにIndian Petrochemicals Corporation Ltd (IPCL)のグジャラート州Vadodaraユニットの接収を完了する。
インディアン・エクスプレスが2月5日伝えたところによれば、政府持分処分局(DOD:Department of Disinvestment)のPradip Baijal局長は同紙に以上の見通しを語るとともに、IOC取締役会が同ユニットの買収に難色を示しているとの報道を打ち消した。
インド政府は昨年11月に、IPCLのヴァドダラユニットの管理をIOCに委ね、グジャラート州とマハラシュトラ州の残る2ユニットを民営化、戦略パートナーに25%のシェアを売却する方針を決めた。
DODの前身、政府持分処分委員会(DC:Disinvestment Commission)は政府がIPCLの26%のシェアを維持し、残る25%の持分を、国際競争入札を通じて経営権とともに戦略パートナーに売却することを提案、同時に政府持分売却後、市場独占が生じないよう防止策を講じることを勧告した。
政府はDCの勧告を受け入れ、国際競争入札を通じて25%の持分を売却する方針を決めたが、市場独占に対する懸念は依然として残されていると言う。
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