2001-02-06 ArtNo.25114
◆年初8ヶ月の国内鉄鋼消費、久々に11.4%アップ
【コルカタ】鉄鋼完成品の国内消費は過去2、3年低迷していたが、ここに来て俄に増勢に転じている。
エコノミック・タイムズが2月3日、鉄鋼省傘下のJoint Plant Committeeの統計を引用し報じたところによれば、年初8ヶ月(2000年4-11月)の鉄鋼完成品の消費量は1820万トンと、前年同期比11.4%アップ、同期の鉄鋼完成品の総生産量は1970万トンと、同13.5%拡大した。
Steel Authority of India(SAIL)、Tata Iron & Steel Company Ltd(TISCO)、Vizag Steel Plant、Indian Iron & Steel Company(IISCO)等の一次製造業者の生産量は13.7%増の810万トン、二次生産業者の生産量は13.3%増の1160万トンを記録した。
しかしながら年初8ヶ月の銑鉄の生産量は190万トンと、前年同期比6%の下降を見た。Vizag Steel Plantは目標生産量を51%カットし、同期に15万2000トンの銑鉄を生産した。しかし一次生産業者のこうした大幅な銑鉄生産の削減は、二次生産業者により相殺され、全体ではほぼ前年並みの生産レベルが維持された。
年初8ヶ月の鉄鋼製品輸出は17%増の200万トン、輸入は5%増の110万トンを記録した。
SAILの年初8ヶ月の鉄鋼生産は3.7%増の650万トン、TISCOのそれは11.4%増の220万トンを記録した。しかし一次生産業者の中で目標生産量を上回る生産を実現したのはTISCOとVizag Steel Plantの2社のみで、SAILとIISCOの生産量は目標を下回った。
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