SEAnews 2001-02-05 ArtNo.25106

【ニューデリー】メディア・バロン、Rupert Murdoch氏のNews Corp Groupはインドにおけるプレゼンスを徐々に拡大しつつあり、グループのデジタル有料ＴＶソリューション及びコンディショナル・アクセス・システム会社NDS Technologiesは、カルナタカ州バンガロールに設けた研究開発(R&D)センターのスタッフを現在の30人から今年末までに約100人に拡大する。
エコノミック・タイムズ電子版が2月2日、ＮＤＳのDanny Gershon氏(ｲﾝﾄﾞ駐在事業開発課長)の言として報じたところによると、昨年末に設置され、今年3月に開所式を催す予定の当該Ｒ＆Ｄ施設は、インターラクティブＴＶアプリケーションや広帯域技術の開発に照準を合わせ、ＮＤＳのグローバルなソフトウェア・ニーズに応じる。ＮＤＳはインドの他、イスラエル、英国、中国にＲ＆Ｄセンターを設けており、今年内にムンバイ、デリーを含む複数の都市にオフィスを増設する計画だ。
ＮＤＳはまたセット・トップ・ボックスやその他のコンディショナル・アクセス装置をインドで製造するため、消費用電子製品製造会社との提携の機会を探っており、地元への技術移転の用意もある。今月末には消費用電子メーカーをターゲットにしたロードショーを催す予定だ。インドのＤＴＨ(direct-to-home)市場が開放されるのに伴いコンディショナル・アクセス・システムのブームが到来するものと見られる。
最近、ＮＤＳは国営放送局Doordarshanのスポーツ・チャンネルのためにデジタル・コンディショナル・アクセス・システムを納入する契約を獲得した。
グループ企業STAR TVはインドにおける広帯域サービスを準備しており、ＮＤＳはSTAR TVと密接な協力態勢を組む方針と言う。