1995-01-23 ArtNo.251
◆<馬>デル・コンピュータ、ペナンに工場進出
【クアラルンプル】PC(パソコン)製造では世界の5指に数えられる米国ナスダック登録のデル・コンピュータ・コープ(テキサス州オースチン拠点)は20日、第3の製造拠点をペナンに設けると発表した。
デル社のスコット・フレイグ副社長が当地で語ったところによれば、バヤン・ルパス自由貿易地区の3.6haの用地買収交渉が目下進められており、床面積12万5000平方フィートの新工場は年内にオープンする。当初1カ月間に2000台のデスクトップ、ポータブル、ネットワーク・サーバーPCが製造され、その後5年内に年間40万台の製造を目指す。同社はオースチン工場で年間120万台のPCを製造している他、アイルランドのリムリックに工場を有するが、ペンナン工場が稼働すれば、欧州からアジアに出荷した場合に比べPC1台当たり約100米ドル輸送コストを削減できる他、リード・タイムの短縮や域内顧客に対するサービス改善にも役立つ。アジア太平洋地域の売上は主に日本市場の需要急増に牽引され昨年は139%の成長を見たと言う。ペナンにおける具体的な投資額は明らかにされていない。(NST,NS,SJ,ST,BT:1/21)
|
|