2001-02-02 ArtNo.25081
◆リライアンス、ポリエステルの製造能力をさらに拡大
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は企業買収やデボトルネッキングを通じてポリエステルの製造能力を100万トンに拡大する計画だ。
エコノミック・タイムズが2月1日報じたところによれば、過去2年間に国内の同業者4社を買収、ポリエステルの年産能力を80万トンに拡大したRILは、インド最大、世界的にも第2位のポリエステル製造会社にのし上がった。これらの企業には、ムンバイ近郊の年産3万トンのポリエステル・ファイバー製造会社ICT、ウッタルプラデシュ州アラハバード拠点の年産6万6000トンのポリエステル・フィラメント・ヤーン製造会社Raymond Synthetics、年産4万トンのDCL Polyesterが含まれ、RILは今や国内ポリエステル市場の52%のシェアを占めている。
RILは2000年12月末までの9ヶ月間にそれ自身のポリエステル(PSF/PFY/PET)の年産能力を56万トンに16%拡大、取りわけスペシャリティー・プロダクツに照準を合わせている。
RILのAnil Ambani重役(MD)によると、今年初9ヶ月に生産したPSFの63%とPFYの19%はスペシャリティー・プロダクツで、通常の製品より5~25%のプレミアムが見込める。
パラキシレンの製造では世界第3位、PTAの生産規模では世界第4位にランクされるRILは、パラキシレン/PTA/MEGを前年同期比45%増の218万トン製造、国内市場の80%のシェアを占めている。
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