SEAnews 2001-01-31 ArtNo.25050

【ムンバイ】年商3000クロー(US$6.42億)のBPL Ltd傘下のBPL Sanyo Technologies Ltd(BSTL)は来月、ハイエンド・オーディオ・システム5～6モデル、カー・ステレオ2モデル、250ワット以上のＣＤハイファイ・システム3モデルを発売する。
インディアン・エクスプレスが1月29日報じたところによれば、既にＣＤ／ＶＣＤ／ＤＶＤ／ＭＰ3装置を含むオーディオ・ハイファイ・システム36モデルの製造を手掛けるＢＳＴＬは、2001年3月期年度にＣＤ／ＶＣＤシステム5000ユニット、ローエンド・オーディオ4万ユニットを販売、100クロー(US$2141万)の売上をマークする見通しだ。
ＢＳＴＬのAlok Arora全国営業主任によると、ハイファイはＣＶＤ、ＤＶＤ、Ｂ／Ｗ等のエンターテインメント・エレクトロニクス・ビジネス・グループの重要部分を成している。来年度は年商150クロー(US$3212万)を見込んでおり、2000－01年度と2001－02年度には、新製品の発売に12～15クローを投じる。
ＢＳＴＬは、カセット・レコーダーからハイファイＣＤ／ＶＣＤシステムに至る900クロー(US$1.93億)のオーディオ市場の12％のシェアを占め、傘下にディストリビューター115社を有する。これらのディストリビューターはそれぞれ25～30のディーラーを保持している。同市場ではPhilips Indiaが約30％のシェアを占めトップに立っており、Baron Electronicのアイワが20％のシェアで、2位につけている。
フィリップスのハイエンド・オーディオ・システムの価格は1万～3万ルピー、アイワは5990～4万9990ルピー、ＢＰＬのそれは9900～2万490ルピーで、オーディオ・ハイファイ市場は過去2年、最良の成長領域と見なされて来た。こうした傾向は向こう数年も持続する見通しと言う。