2001-01-30 ArtNo.25042
◆NuGas Tech、イタリヤ企業とバス用CNGキットの販売契約
【ニューデリー】デリー拠点のNuGas Technologies (NGT)は、イタリヤ企業NGV Motoriと、ディーゼル・エンジンを搭載した従来型バスの燃料を圧縮天然ガス(CNG)に転換する改造キットのマーケッティング協定を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月27日に伝えたところによれば、NGTは当面イタリヤ企業の技術支援下に製品の輸入販売を手掛けるが、2年後には地元での製造に乗り出す。
NGTのRamesh Handa会長によると、CNGコンバージョン・キットはマハラシュトラ州プネーの車両研究開発基地(VRDE)とウッタルプラデシュ州デラドゥーンのIndian Institute of Petroleum(IIP)の認可を得、少なからぬバスに既に据え付けられている。
NGTは独自のテスト・ベンチを設けた後、地場商用車メジャー、Ashok Leyland Ltd(ALL)及びTata Engineering & Locomotive Company Ltd(TELCO)と提携、相手先商標製造業者(OEM)ベースでこれらの企業にCNGキットを納入することを目指している。NGTは今年3月からALL及びTelcoのために関係車両検査を開始する。
CNGキットは各75リッターの6シリンダーを備えており、同キットを装備したバスは、最大320キロ走行できる。ユーザーはディーゼルの消費量を42%節約でき、CNGキットへの投資を2年で回収できる。
NGTは乗用車及び自動三輪車用CNGキットやCNG/LPG(液化石油ガス)併用キットの開発も計画している。
昨年の高裁判決でデリー市内の多くのバスがCNGへの転換を迫られていることから、大きなビジネス機会が存在すると言う。
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