2001-01-29 ArtNo.25032
◆Morepen、スイス製マラリヤ/血液型検査装置の製造販売協定締結
【ムンバイ】デリー拠点のMorepen Laboratories Ltd(MLL)は、スイス・ベースのDiaMed AGと技術/マーケッティング協定を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月24日報じたところによれば、MLLはDiaMedとの協定の下、当面DiaMed Optimal Rapidマラリヤ・テスト・キット及び血液型検査のためのID Micro Typing Systemsのインドにおけるマーケッティングを担当する。
オプティマル・キットは瞬時にマラリヤ・テストを行い、15秒以内に結果を表示できる。4種類のマラリヤ原虫を検出できる他、治療効果のモニターにも利用できる。同キットを用いた1テスト当たりのコストは150ルピー(US$3.21)だが、現在市場に出回る類似製品の1テスト当たりのコストは70~100ルピー。一方、ID MicroTyping Systemsは輸血に関わる治療を補助、希少血液型の判定もできる。
MLLのSushil Suri会長兼MDが23日記者会見し、語ったところによれば、同社はDiaMed AGから直接仕入れたキットをインドで販売するが、ロイヤルティー契約は結ばれていない。同アレンジは協力協定の第1段階を成し、MLLはDiaMedから独占的なマーケッティング権を認められた。関係2製品は今年4月1日までにインド市場に投入される。
協力協定の第2段階ではMLLはヒマチャルプラデシュ州BaddiのMorepen villageに製造施設を設け、売上分与協定に基づき関係キットをインドで製造、活性成分を輸入する。MLLはまた2製品をネパール、バングラデシュ、ミャンマー等の近隣諸国に輸出する。MLLは向こう3年間に同事業に12~15クロー(US$257万-321万)を投資する。
協力協定の第3段階ではMLLは、テスト・キットに用いられる基礎化学品や試薬の製造も手掛けると言う。
|