2001-01-29 ArtNo.25031
◆バルボリン・カミンズ、潤滑油ブレンディング・プラント物色
【ニューデリー】Valvoline InternationalとCummins Diesel Sales and Service (India) Ltd(Cummins India Ltd完全出資子会社)の50:50の合弁会社Valvoline Cummins Ltd (VCL)は潤滑油ブレンディング施設をインド国内に設けることを計画、買収可能な既存施設を物色している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月25日伝えたところによれば、VCLのNaveen Gupta重役(CEO)はこのほど同紙に以上の消息を語った。それによるとVCL取締役会は新たにブレンディング・プラントを設けるか、既存施設を買収するか、今年末までに方針を決める。新設備を設ける際のキャパシティーの採算分岐点は年産2万トンで、この程度のプラントを新設するコストは10クロー(US$214万)前後と見られる。VCLの売上もほぼ同キャパシティーを満たしている。関係プラントは化学合成品と鉱物油双方のブレンドを行う。
VCLはまだプラントの買収交渉を行っていないが、インド国内における設備過剰状況から見て、買収対象を見出すのはそれほど困難ではないものと見られる。
VCLはこのほどTata Cummins Ltdのターボ・エンジン用エンジン・オイル“TC Genuine”を発売した。VCLはこの他、Power Supreme CF-4やGEO Plusをカミンズ向けに供給している。これらのオイルはカミンズのディーラー網を通じて販売されている。
一方、Cummins Engine Co (India)のJim M. Rugg重役(CFO)によると、今会計年度上半期にはトップ・ライン、ボトム・ライン共に良好な成長が実現され、昨年11月には製品の約50%が輸出された。1999-2000年度の営業額は827クロー(US$US$1.77億)で、内274クロー(US$5867万)は輸出売上で占められた。今会計年度には二桁の輸出成長が見込めると言う。
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