【コルカタ】Steel Authority of India(SAIL)は、その事業再編計画に基づき、来月RourkelaとDurgapurのキャプティブ発電所をNational Thermal Power Corporation(NTPC)との合弁会社に転換する一方、Bhilai Steel Plant付属の酸素工場を分離する。
エコノミック・タイムズが1月21日、SAIL筋の消息として伝えたところによれば、120ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電所2カ所の合弁に関するＮＴＰＣとの協議は最終段階を迎えており、またドイツ企業Messers、Inox Air Products、Praxair、BoC Indiaの4社は酸素工場のデュー・ディリジェンス(元々証券発行時に発行者が提供する情報が証券法の開示基準に適合しているかどうか弁護士が確認する業務)を完了、1月31日に最終入札を行う。しかしBoC Indiaのマネージメントは最近、最終入札に参加せぬ意向を表明している。SAILは以上の再編措置より600～700クロー(US$1.28億-1.5億)を手にする見通しだ。SAILは事業再編を通じ、中核とする軟鋼の製造に集中、最も低コストな軟鋼製造業者になることを目指している。
RourkelaとDurgapurの発電事業及びBhilaiの酸素工場の合弁事業への転換は今会計年度中に完了する見通しだ。またBokaroとBhilaiの発電施設、Salem Steel Plant／Alloy Steel Plant(Durgapur)／Visvesvaraya Iron and Steel Plant等の合金鉄・特殊鋼ビジネスの分離もしくは権益売却、さらにはBurnpur拠点の子会社Indian Iron and Steel Companyの権益売却は、スケジュール通り2002－03年に完了する見通しと言う。