SEAnews 2001-01-23 ArtNo.24990

【ムンバイ】インドの精密・特殊化学産業は1999－2000年度には前年の6.5％から11.5％に成長速度を速め、3年ぶりに2桁成長を回復した。しかし今年(2000-01)上半期には成長の鈍化が見られた。
昨年は輸出も30億米ドル前後に達し、前年の26億米ドルから15％の成長を見た。同成長率は過去数年の13％前後の成長を上回っている。
インディアン・エクスプレスが1月21日報じたところによれば、“Chemical Weekly”のRavi Raghavan編集長は“精密・特殊化学(Fine and Speciality Chemicals)”と題するセミナーの席上、以上の報告を行った。それによると、精密・特殊化学産業の成長率は、他の多くの産業のそれを上回るが、輸入品との競争に晒され、国内化学企業の利益マージンは縮小している。このため輸入関税が引き下げられるなら、状況はさらに悪化する見通しだ。
Herdillia ChemicalsのRajeev Pandia重役(MD)によると、国内の消費パターンは急速に変化しており、特殊化学品の将来は、他の化学品に比べ明るいと言う。