【コルカタ】Gas Authority of India Ltd(GAIL)は向こう3年間に9500クロー(US$20.34億)を投じ、パイプライン網を拡張する。
エコノミック・タイムズが1月21日報じたところによると、GAILのC R Prasad会長兼MDはこのほどPTI通信に以上の計画を明らかにした。この内6000クロー(US$12.8億)は液化天然ガス(LNG)パイプラインの拡張に、2000クロー(US$4.28億)は液化石油ガス(LPG)パイプラインの拡張に、それぞれ投じられる。
東部地区におけるプレゼンスの強化を目指すGAILは、西ベンガル州のハルディアとコルカタ及び他の地域を結ぶLPGパイプラインを敷設する事業化調査を進めている。GAILは同目的のため西ベンガル工業開発公社(WBIDC)と近く協定を結ぶ。同プロジェクトの投資額は500クロー(US$1.07億)と見積もられる。また提案されているナショナル・ガス・グリッド計画の下、西ベンガル州にLNGを供給することも計画している。
昨年、営業額8415クロー(US$18億)、税引利益861クロー(US$1.84億)を記録したGAILはこれらのプロジェクトを進める十分な内部資金を有する。ロンド証取に上場している同社に政府は67.3%出資しているが、Prasad会長は戦略産業に認定されているため、政府が持分を一層引き下げる可能性は大きくないと指摘した。
基本電話サービスを手掛けるカテゴリーIIのインフラストラクチャー・プロバイダーの認定を受けたGAILは、全国送電会社PowerGrid Corporation of Indiaと、広帯域通信用全国幹線網を構築する覚書を交換しており、テレコム事業には1000クロー(US$2.14億)前後を投資する予定と言う。