2001-01-22 ArtNo.24987
◆製品ミックスの最適化がタタ・スチールの好業績に貢献
【ムンバイ】Tata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)は、低付加価値製品を高付加価値製品で補充、プロダクツ・ミックスの最適化を図り、鉄鋼市場の変動から身を守っている。
インディアン・エクスプレスが1月19日報じたところによれば、熱間圧延コイル(HRC)は今会計年度以前は製品ミックスの52%を占めてきたが、2000-01年度には28%に下降、これに対して冷間圧延(CR)製品の比率がこれまでの12%から34%にアップする。また条鋼のシェアはこれまでの28%から30%にアップするが、semiesは8%のレベルを維持する。
TiscoのJJ Irani重役(MD)によると、HRCとCRCのトン当たりの価格差は100米ドルを越え、第3四半期の好業績も製品ミックスの改善に負うところが大きい。第3四半期には9万7000トンのCRスチールを販売したが、今四半期には18万トンに達する見通しだ。CRミルの年産能力は120万トンで、亜鉛鍍金工場の第2期プロジェクトはスケジュール通り進捗していると言う。
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