SEAnews 1995-07-25 ArtNo.2498

【シンガポール】コンピュータ・ダイレクト・セールのパイオニア、米国拠点のデル・コンピュータ・コープは南アジア地域本部をシンガポールに設ける方針を決めた。
香港拠点のデル・アジア・パシフィック・グループのフィリップ・ケリー副社長兼専務取締役(MD)によれば、目下ペナンに建設中の2万2100平米の工場は今年末から操業を開始、会計／電話販売／技術支援／製造業務に関わるスタッフが勤務する。これに対してシンガポール事務所は主に顧客関係の業務を手掛ける。9月の新オフィスへの移転に伴いアフガニスタンからインドネシアに至る地域を対象とした顧客担当部門や営業支援部門が設けられる。目下仮事務所には8人のスタッフが詰めているが、新事務所が開設された段階で、増員される。8月17日に催されるシンガポール事務所の開所式の席で、アジア市場に投入される製品、システム構成、価格等が発表される。基本的には米国における直販方式がアジアでも採用される。最近北京オフィスをオープンした同社は、香港では試験的に注文生産方式も導入する計画だ。(BT:7/24)