SEAnews 1995-07-25 ArtNo.2495

【シンガポール】シンガポールの第2移動電話免許を獲得したモービルワンは香港テレコムＣＳＬのハーバート・ン取締役(移動体通信担当)を最高経営担当重役(CEO)に指名するとともに、先週は地元紙にフルページの求人広告を掲載した。
親会社のケーブル＆ワイヤレスやシンガポール・プレス・ホールディングズ、ケッペル・グループとともにモービルワン・アジアの主要株主に名を連ねる香港テレコムは、競争他社を追い越し香港におけるトップ移動電話会社に浮上したが、その陣頭指揮をとたのがン氏とされる。観測筋はン氏のＣＥＯ就任で、モービルワンが、シンガポール・テレコムの手強い競争者になるものと予想している。モービルワンは世界初のＧＳＭ(ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ･ｼｽﾃﾑ･ﾌｫｰ･ﾓｰﾋﾞﾙ)及びＰＣＳ(ﾊﾟｰｿﾅﾙ･ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝｽﾞ･ｻｰﾋﾞｽ)2方式をコンバインした移動電話／ページング・ネットワークの構築に3億Ｓドルを投じる計画だが、同時にページング・サービスを開始するイントラページ及びＳＴページングはそれぞれ3000万Ｓドルの投資を予定している。(ST:7/24)