【ムンバイ】インド・セメント業界では、2001年3月末までに年産500万トン以上の新生産施設が稼働するため、セメントの年間生産量は今会計年度中に1億トンの大台に乗る見通しだ。
デカン・ヘラルドが1月12日伝えたところによれば、Economic Research India Limitedの最新の調査レポートは以上の見通しを示している。それによると、昨年12月時点で計画中もしくは実行中のプロジェクトは、合計63件、投資総額1万3221クロー(US$28.31億)、追加設備能力522万トンに達した。2001-02年度には年産520万トンの新設備が稼働する見通しで、これらにはGujarat Ambuja Cements(200万トン)、Madras Cement(100万トン)、Grasim Industries(80万トン)の各プロジェクトが含まれる。
トップ5プレーヤーの市場シェアは、これ以前には4分の1ほどだったが、最近の合併・買収の結果、今では50%以上に達しており、3~5年内には上位7~8社だけで全体の80%のシェアを占めるようになる見通しと言う。